靴の修理のできる場合、できない場合について

皆さん、普段履いている革靴って定期的に修理やメンテナンスをされていますか?結構面倒くさくて何も手入れもせずぼろぼろになったり壊れたらその都度買い換えるという方も多いと思います。

革靴は安いものでも1万から2万円ぐらいはしますし、できれば長く履きたいものです。今回は革靴の修理について私なりにまとめてみようと思います。

革靴の修理の必要性

まず革靴を修理するという感覚がない方もいらっしゃると思いますので先にお伝えしておきます。革靴はかなり高額なものから比較的安価なものまで価格帯やクオリティの幅はかなり広いものですが、それなりのクラスのものでも大切に履いて日頃からメンテナンスや定期的に修理等に出しておけば半永久的に履けるものです。

もちろん全ての革靴に当てはまるわけではありませんが、大抵の革靴については少なくとも10年程度は使用可能です。

修理のタイミングや修理箇所について1

メンテナンスや修理についてですが実際どういった箇所がどのような状態であれば修理は可能なのか、また修理ができない状態とはなんなのか。やはり修理しようにもあまりにも酷い状態だと修理が不可能と言った場合もありますし、あとはその革靴の製法等によっても修理可能かが変わってくる部分もあります。

では、革靴を履いていて1番修理する箇所はどこか。おそらくトップリフトと呼ばれる箇所が最も修理の頻度が高くなるパーツだと思います。トップリフトというのかかとの1番外側、つまり歩くときに直接地面に触れる部分です。

ここがある程度削れてきたら替え時、つまり修理に出すタイミングということです。ただし普段からマメにチェックしていないとトップリフトを越えてそのうえの層の部分まで削れてから気付く場合もあるかと思います。勿論その場合も基本的に修理はできます。

ただし料金がトップリフトだけ交換より高額になることがほとんどです。なのでできるだけかかとはマメに減り具合をチェックしてトップリフトの部分がかなり削れてきたら修理を依頼するのが良いかと思います。

2修理のタイミングや修理箇所について2

あとはかかとだけではなくソール全体が削れた場合です。長年履いていればソール全体が削れてきますので先程とは違い、この場合はソール全体を交換する必要があります。方法としてはオールソールという修理です。オールソールをすることで靴のソール部分に関しては新品と変わらない状態になるのでまた5年10年と履くことが可能になります。

ただし、オールソールですが全ての革靴でこの修理ができるかというと残念ながらそうではありません。革靴の製法によってはオールソール修理はできないものもあります。例えばハイクオリティな革靴が売りにしていることが多いグッドイヤーウェルト製法と呼ばれる製法の革靴だとほぼ可能です。

ただしオールソール可能な靴でも回数的に2、3回が限度だと思います。あとは物によってはオールソールするなら新品で同じものを買った方が安いなんて場合もあります。トップリフトの修理が3千円程度に対してオールソールは料金が数万円かかることも珍しくありません。

どちらかというとオールソールで修理をするのはある程度ランクが高い革靴になってくると思います。でも長年履いていて愛着もあるし、革も自分の足の形に馴染んでるから新品を買うより修理して履きたいという方もいるかと思います。

私もそういうタイプなのでできるだけ長く履けるように普段から革靴の扱いには最大限気をつけるようにしています。

修理のタイミングや修理箇所について3

あとは修理できない場合がある箇所というとアッパー部分の傷もそのひとつです。歩いていて地面に引っ掛けてしまったり、長年使用したことでクラックといわれる履きジワが深く入ってしまったり革靴のアッパーにもそういったキズや経年劣化がおきてきます。

一応パッチと呼ばれるものをあてたりヤスリで削ったりして修理することも可能ですがあまりにも深いキズだったり範囲が広すぎたりすると修理できない場合もあります。私は昔買った黒の革靴のアッパーを地面で引っ掛けて削れてしまった時に購入したお店に修理を頼もうと持っていったことがあります。

そのときはやはりソールの修理はメーカーで受け付けていますが、アッパーはそういった修理ができないということでした。なので結局同じ黒の乳化性のクリームを塗り込んで誤魔化しました。遠目で見ると目立たなくはなりましたが、実際触ったり近くで良く見るとやはり傷がついているのがわかります。

修理できないという状態にならない為に

さて、ここまで革靴の修理についてどういった場合に修理できるのか。またどういった場合には修理ができないのかをお伝えしてきました。でも革靴はやはり元は動物の皮を使用しているものなので生き物と同じです。修理するにしても限界があります。

なので普段からしっかりメンテナンスしてできるだけ修理に出さなくていい状態を保つことが大切です。ただ手入れの方法といっても人によってやり方が違ったり、メンテナンス用品も専用の売り場に行くと相当な数があります。

こだわればキリがないとこなので私からは基本の部分だけお伝えしようと思います。まず基本中の基本としてはブラッシングです。誇りを落としたり古いクリームを取り除いたりする作業ですがこれがかなり大事です。普段頻繁に履いていると汚れも蓄積してしまいますから、出かけて帰ってきたときは必ずブラッシングしてください。

そしてお手入れですが基本は乳化性のクリームを定期的に入れてあげることです。専用の汚れ落としや、ワックス等もありますがそこまでやるのは手間だという方はこれだけでもいいと思います。ブラッシングを毎回してあげて1ヶ月に1回程度その革靴と同じ色の乳化性クリームか無色の乳化性クリームをほんの少し入れてあげる。

これをやるだけでも革靴の寿命は何も手入れしないときに比べればかなり長くなるはずです。あとは雨に濡れてしまったときは乾いたタオルなどですぐに水分を拭き取ってください。そのままにしておくと革の表面がデコボコになったりすることがあります。

この辺さえ気を付ければ革靴を修理に出したら買い換えたりといった頻度はかなり低くなるはずです。

最後に

革靴の修理やメンテナンスについて今回はまとめてみました。この記事を読んでくださった方の参考になれば幸いです。修理をしなくていいだけじゃなくて、見た目も良くなりますし、何より革靴に愛着が湧いてもっと履きたくなると思いますので是非オススメです。